鶴の恩返しのリアリティ

罠にかかった鶴を全くの愛他的行為として助けた人が、好奇心に負けて約束を破って鶴を見てしまう。ストーリー全体はリアリティも何も無いけど、その行為そのものに人の真実があるということは感じる。河合隼雄はそれを「たましいの真実」と呼んだ。サイカノはこちらに近いのだろうな。個人的にあの話は戦争の是非を棚上げしてしまっているから嫌いだけど。