美術館で写真を撮っている人

原美でそういう女性客がいたんですが、動作音を消していないのでうるさい。撮影禁止の注意は受付でされていたはずなので、知っていてやっているわけですが、こういうタイプの人は注意すると逆キレすると思っているので(偏見ですかね)、注意するのも面倒くさい。
企画展で撮影禁止になる理由は、作品が美術館所有のものではなく、所有権が作家(あるいは貸与しているギャラリーや美術館、個人)にあって、著作権絡みの調整を個別に行うのが事務コスト的に困難だからという話を読んだことがあります。つまり、入場券を購入して得られるのは、「入場する権利」であって「撮影する権利」ではないわけですが、自分は美術館の人間ではないので、そちらについてどうこう言うつもりはなく、ただ「動作音がウルサイ」というだけです。でも、それは単なるマナーの問題であって、良し悪しを問うまで強力なものではなく、その手前で配慮してもらいたいというだけ。そこらへんの強弱をうまく主張できるようなやり方はできないかなあ、と思っています。
……なんでもかんでも「良し悪し」に還元するような発想があるから、いろいろ面倒くさくなるのかなあ。