■練習


ありがたいことに30人ほどの客でテーブル、カウンターはほぼ埋まり、わたし、ベースのリンゾウ、ドラムのアキビンのトリオは2回目のセットをはじめた。
■練習2

ありがたいことに、というのは正直言って10人も集まればいいと思っていたからなのだけど、テーブル席、カウンター席ともにほぼ満席で、それなりに期待に満ちているような視線が集まるなか(といってもせいぜい三二人くらいなんだけど、それだってもともとの予想に比べればずいぶんな人数だ)、わたしたち、というのはベースのリンゾウさんこと、間宮亘氏(リンゾウはつまり間宮林蔵からの連想らしいけど、マミヤリンゾウというと昔とあるPC雑誌にあった「マミリン」をむしろ連想してしまうのだけど)と、ドラムスのアキビンこと、秋山敏孝くん(これはちょっと安易な気がするけど、苗字と名前の頭の読みをとって短縮形を作り、なおかつ語呂が良いパターンというのはそれはそれで恵まれたネーミングの持ち主だと思う)、それとわたしのトリオは、二回目のセットをはじめた。
■練習3

客は2人だった。わたしたちも2人、つまり、わたしとベースのリンゾウさんこと、間宮亘氏。
微妙な沈黙の後、リンゾウさんが口を開いた。
「何か、ご注文はあります?」
またもや微妙な沈黙の後、客が答えた。
「ドカドカしたやつをお願いします」
たっぷり1分、沈黙は続いたかもしれない。リンゾウさんが答えた。
「ごめんね。ギターしかないから、ドカドカしたやつは難しいんだ」
練習というより、人から聞いた実話。
■ズーマーのパーツリストが届く
なんかワクワクしてしまう。
■罠ねえ
それは「勉強しなさい」ってことなんじゃねえのかとか勘繰ってみたりする。‥‥て、それこそまんま少女マンガですな。
■文章の取捨選択についての感想を読んだりする
「練習」です。「練習」あるのみです。と思う。
■2次創作についての話を読んだりする
それが面白かったとしても、その面白さは原作に拠っているのだから、いばれるようなことではないなあと思う。原作に拠らない面白さがあるのだとしたら2次創作の意味はないのだし、とも思う。原作への愛憎、というよりも他人のふんどしで相撲をとっているのだという謙虚さが必要なのではないかなあ、と思う。