ハードが先かプログラムが先か

たぶん、アクトロイドのことだと思うのだけど、製作者インタビューで表情を作るプログラムよりもモーターの小型化が鍵だった、という発言にカチンときたらしい発言を目にした。アクトロイドの製作過程は知らないのだけど、プログラムに合わせてハードを組んだ、っていうのはちょっとないだろうなとは思った。表情を作り出す物理実装には技術的・物理的制約があるはずで、その制約の中で現在作れるだけの実装をして、その実装を動かすためのプログラムを作る、という流れになっていたのではないかと思う(ハード作ってソフト作ってハード改良してソフト改良して、のスパイラルだったのではないか)。ソフト先行で作っても、それは「机上の空論」になってしまうだろうな、と思う。
ソフト先行でものづくりができるのは物理実装が十分に想定できる場合に限られるだろう。