ワールド・オブ・ライズ

てっきり不条理劇のようになるのかと思ったのだけどそうはならかった。諜報機関とテロ組織とのコンゲームみたいなものなのだけど、観ている側にも騙しているからあんまりすっきりしなかったり。面白かったんですけどね。攻殻にでてきた対テロ戦の現実認識めいた話が今更のように出てきたりして。
ただ一つだけ、それってどうなのと思ったのは、ディカプリオ演じる現地エージェントが現地の女性と仲良くなってしまう(本当に仲良くなるだけなんだけど)ことなんだけど、案の定それを利用されてしまうし。それってあんまり思慮深いとは思えないし。ただ、そのシーケンスがないと全然女っ気がなくなってしまうんですけどね。