多様性を許容しない、寛容性に乏しい社会

「変な世の中なのに巧みに生き残った人が偉いという風潮がある。そういうサバイバルの思想って、戦中的で好きではない。戦争っていう状況自体がいけないのにそれを不問に付し、生き延びた人を称賛するのはおかしいと思うんです」
しかし、この人自身が巧みに適応していたとしたら、「変な世の中」とは捉えなかっただろう。逆に、この人が「変ではない世の中」と捉える状況が生まれたとしても、今度は他の誰かが「変な世の中」と捉えるだろう。一面的に言い切ってしまえるこの人のスタンスそのものが、この「変な世の中」そのものの1つの表れであって、どうやっても、今を客観的に捉えること、言い換えると同時代性とかいうものから逃れることはできないのだと思う。
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20081010dde012040036000c.html
それはそれとして、「不幸」を作る一番簡単な方法は「幸福の定義」をしてしまうことじゃないの。あれとこれとそれのフラグを立てればOK,みたいな「フラグ人生観」があるけれど、それって今にはじまったことじゃないし。フラグの中身が違うだけでね。