アクティブノイズキャンセラ

http://www.hirax.net/diaryweb/2008/09/22.html#7390
ある時点の環境音が耳に届くまでと、マイク入力から電算処理され逆位相でスピーカ出力された音がようやく耳に届くまでの時差を解決する必要があることと、スピーカ出力をマイクが拾ってしまうフィードバック量をキャンセルする必要があるような気がします(スピーカ出力がマイクに届くまでと、耳に届くまでの時間にも時差がある(はず)のでマイクが拾う音は聴感と一致しないはずです)。それとある環境音が直接耳に届いた時の音圧と、スピーカ出力が耳に届いた時の音圧が一致する必要もあるような‥‥。
昔ノイズキャンセルフィルタのシミュレーションをやったときは過去のサンプリングデータから現在のノイズレベルを推測しました。環境雑音はホワイトノイズで。FIRフィルタ構成で、各係数をブロック直交射影アルゴリズムで求めた‥‥ような気がします(技術的な細部はもう思い出せない)。
初台のICCにある無響室で逆位相の音をぶつけてノイズレベルを落とすインスタレーションが今展示されているような気がするのですが(もう終わっているかもしれない)、ノイズレベルが落ちる場所はホントにピンポイントでした。