『クレイドゥ・スカイ』

まあ、映画観た勢いで買ってしまったのだけど‥‥やっぱり、苦手だなあ。状況をまるきりコントロールできず、他者との関係性を持つことができず、しかも長期記憶に障害があって、その時その時の状況にしか反応していないって、『暗闇のスキャナー』のラストじゃあるまいし。結局、肉体的だけでなく、精神的なエイジングも止めるには、記憶障害にするしかないという判断があったのだろうけど、過去がなければ未来もない。そういう状況を指して「永遠の思春期」なんて何か意味があるのか。どちらかといえば、そういう状況は永遠の「現在」であって、むしろ近いのは「二度童」だろう。‥‥みたいなことを思った。