わたしはあなたがたを信用していない

http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080529/cf.htm
「HDDレコーダ/プレーヤーのどこがパソコンと見分けがつきにくいのか」というのは、不見識の表れか、あるいは意図的にすっとぼけているのか。であればメーカーはキーボード付きのHDDレコーダー/プレーヤーを販売すればいいわけだ。それは「パソコン」なんだから。なんにしても相互不信ばかり高まる中で合意なんて夢のまた夢だろう。メーカーサイドには是非とも突っ張り通して欲しいところ。

>「“レンタル/購入したCDの支払い対価に私的録音の対価が含まれていれば、保存されている音楽のほとんどに対して、私的録音対価が支払済みとなる”とされているが、これは“含まれておりません”」

個人的な範囲で複製することは認められていると認識していたのですけども。対価を払う払わない以前の問題として。つまり、権利者は今までのCDの売価以上に金が欲しいということかな。まあ、アーティストは仙人じゃないんだからそれはそうなんでしょうけど。

>「ほとんどがタイムシフト。機械上の問題が無ければコピーワンスでよかったということ」

タイムシフトで十分ということはつまり、それ以上保管する価値があるものを生み出していないということではないか。だから、売れ行きが落ちているのではないでしょうか。買ってまで長期保有する価値があると認められるものが作り出されていないのだから。まあ、確かにそうかもしれないけど。

傑作と思ったのは次の部分。
>「現在の補償金制度は消費者が負担するという建前のもとメーカーが負担している。メーカーもそう自覚している」
メーカーは錬金術をやっているわけじゃない。単に帳簿上の問題であって、金の出所が消費者であることは変わらない。それとも東証あたりから調達しているのかしらん。別に建前をとっぱらって構いませんから個人から徴収するようにしたらいいんじゃないでしょうか。NHKが地道で涙ぐましい(は言い過ぎか)展開をやっているように、JASRACも是非おやりになってください。取り易いところから取っているだけのことをご大儀そうに言わないでほしい。