電脳コイル

リアルがどうしたとか、やっぱりそういう関係かという幼馴染が登場したり、残り2話で大丈夫なのか。手で触れるものが本物、という思想は危険で、目に見えなかったり、触れることができないものであっても(物理的に)存在するものはある。ヤサコやキョウコがデンスケを想う気持ちは二人にとって「心の真実」(河合隼雄)であり、デンスケが実在するかどうかはまた別の問題だ。問題があるとしたら、母親が二人にとっての真実を共有できていないことだろう。信用する/しないというなら、「30を越えた大人を信用するな」‥‥ってそれはまた違う。