いさこと言っても鷲尾でない方(2)

こういうのはどうだろうか。どうだろうか、っていうか、まあ、パロディみたいなものなわけですが。
○幼い頃にいろいろあって家出してとある金持ち相手の児童ポルノシンジケートの手に落ちていたが、そこでとあるハゲた金持ちにその才能を見出されて組織の跡取りとして見込まれ、帝王学を仕込まれることとなり、今はその過程でチンピラを仕切ったりしている。PKO任務先でヤク中になって帰ってきた後行方不明になった兄がいて、その兄を探し出したいと思っている妹属性の持ち主。ラストでは優子からの手紙を読んだ後、大黒市立図書館前で後ろから刺され、ベンチに腰掛けたまま眠るように死んでしまう、とか。
○実はハッカーばばあの酔狂な実験が失敗した結果、異世界から転送されてきてしまった存在で、今は元の世界に戻る手段を探している。ああ見えて家事全般にはうるさかったりするのだが、ただ味覚だけはおかしい、とか。
物語の祖形、というのは確かにあって、しかし、それが共通しているからマネかというと、決してそうではないだろう。まあ、今自分がこの作品について想定している祖形、っていうのは勝手に思っているだけなわけですけど。