■文体と物語
文体の比較を言うのであれば、語られる内容は同じでなければ。でも、奇抜なのは前2つであって、3つめのはむしろオーソドックスだと思う。3つ目の内容を1つ目の文体で描写されたら、読者が受ける印象は全く異なるだろうし、あえて言えば、マーケットも違うでしょう。
別に美文である必要は無いと思うし、だいたい自分も美文は書けないし。ただ、文章で描写される内容とは別に、文体から受ける印象というのは確実にあって――少なくとも自分は感じるのだけど――その印象が語られる内容にそぐわないと感じれば、それは同じ文章表現レベルであったとしても、やはり読みづらいのです。