■統計データ
「CDが売れなくなったと言うが(日本レコード協会のデータを分析してみたよ)」
という「分析」を読んで愕然とする。全然数字を読めてないじゃないの。
RIAJの統計データはこちら
http://www.riaj.or.jp/data/index.html
先の分析には


CDアルバムの新作発売タイトル数。1996年の16,385タイトルから徐々に減少して、1999年15,208から2000年に12,573と激減。その後も更に減少を続け、2002年は11,152タイトル。全盛期の68%、ざっくり言って3分の2である。ついでにデビュー歌手数というのを見てみると、これも1993年の417からだんだん減って2002年には199。半分以下だ。
とあるのだけど、最後の「だんだん減って」というのは嘘。実際には過去10年間で最も少なかったのは2001年で、その後再び上昇に転じている(が、生産額は継続的に減少を続けている)。
また、ミリオンセラー数を同時期のスパンで比較すると、デビュー歌手数の数とはあまり相関が見られない(そもそもデビュー歌手しかミリオンセラーを出さないわけではない(から、デビュー歌手数の大小を持って企業努力を云々できない))。1993年の417というのは全盛期でもなんでもなく、「数撃ちゃ当たる」式の粗製濫造全盛の年でしかなかったのではないのか(そもそも、その417人のうち何人が生き残ったのだ?)
また、「生産枚数」「生産額」はショップでの「売り上げ枚数」「売り上げ額」を意味していないと思われるのだけど。
スループットとは何か
ひょんなことからDVD-Rのスループットを調べることに。
「いやー、検索したけどわかんなかったっす」
嘘だろー、と検索すると「DVD:1350KB/s」ちゃんとある
「それって意味がわかんないんですけど」
「‥‥スループットって何のことだか知ってる?」