クロスメトロポリスラリー

■レースの企画を進めていたりする。首都圏が舞台。

 ただし「首都高バトル」みたいなのじゃなくて。ていうか、スピードレースじゃなくて、ラリーだし。もちろん「パリダカ」とか「WRC」みたいなのではなくて、ずっとおとなしめのやつ。

 コースは秘密。スタートが神奈川県内ということだけは公開していて、ゴールは伏せたまま。競技者には1stSSを記した地図だけが教えられる。それも結構いい加減な。

 競技者は目標地点をロードマップから割り出して、それぞれルートを設定して走る。順位は時間ではなくて、走行距離。1つのSSを終えるごとに走行距離を申請して、その距離がオフィシャル距離に近いほど良い。オフィシャルルートはもちろん、距離値も非公開で、各競技者にはオフィシャル距離をオーバーしたか、アンダーだったかが通達されるだけ。

 そういうSSを7つ程クリアするとゴール。

 1つのSSをクリアすると次のSSの目標が指示される。だから、普通に考えると、それぞれのSSに運営者を配置しなければならないと思うのだけど、そこは工夫して、メールを使う。

 SSのゴールに着いたら、その付近の写真をデジカメで撮影してオフィシャルに走行距離と共にメールする。オフィシャルはその写真を見て、判定するわけ。合否判定と次のSSの目標地図ももちろんメール。

 車にノートPCのっけて、AirH”で接続しても構わないのだけど、携帯メールでOKじゃないかという方向で検討中。写メールって奴ですな。ドコモだとiショットですか。auではフォトメール(そのまんまですな)ですね。

 なんで全工程のロードマップを初めから渡さないのか、コマ図ラリーというのがあるじゃないか、という話もあるのですが、コマ図ラリーは既に1回実施しており、その問題点も浮かび上がっていたので。

 問題点というのは、いわずもがなのナビゲーションシステムで、見通しが良すぎるのですな。コマ図に埋められた分岐点と走行距離をまじめにトレースして、ナビの地図とつき合わせば、あんまり苦もなく消化できてしまうことが発覚。考えてみれば当たり前ですな。(でも、ナビを搭載していながら迷った人もいたのですが‥‥)

 で、ゴールだけ指定して、かつ、最短距離ではなくてオフィシャル距離との長短で順位を決定するようにすることで、ナビによる機械的な支援ではなく、競技者の「勘」のウェイトを大きくできるのではないか、と。「勘」というとアレか。「創意工夫」のウェイトを大きくできるのではないか、と。その創意工夫する部分がゲームとしての面白さになるのではないかなあと。